鶏を買うか卵を買うか。僕は卵を買いました。
こんにちは、ワンハンド小野原です。
ワンハンドの生活はとても不便で窮屈です。
日頃当たり前すぎて見えなくなりがちですが色々な当たり前にありがたみを感じ感謝しようと思いました。
そんな僕の当たり前だったハサミを持つ右手も順調に回復してきています。
さてさて。
前回のブログの終盤にさらっとリークしましたのでもうご愛読いただいている皆さんはご存知だと思いますが、この度、来月7月1日より待望の新メンバーがいよいよ乗船いたします。
先日、募集打ち切りをしましたのはこういうわけでありました。

彼の名前は”JOE“ ジョーと呼びます。
1999年生まれの彼は、なんと19歳。
教職員時代の僕の教え子でもあります。
そんな彼、美容学校ダブるんですね〜。
僕は彼の担任じゃなくなり、そのまま退職しました。
僕が退職する時も彼は顔を見せず、THE CITYオープンでその年卒業したクラスの子がみんなで祝いにきてくれたときも彼はいませんでした。
彼のクラスメイトから話を聞くと、「ちゃんと卒業してから挨拶いく、まだあかんねん」と言って誘いを断ったそうです。
そんな彼、ちゃんとその話から一年後に「卒業したで、ありがとうございました」と店まで来てくれました。
先日連絡があり、悩みを聞いてほしいとのこと。
出た。
1年前のブライアンパターン。
インタビューして合格しました。
彼はもちろんカットできない、それに正直今のTHE CITYのお客さんの数なら僕とブライアンだけでも十分なんです。
なのに今ここで彼を受け入れることは、店のこと、ブライアンのこと、お客さんのこと、それに彼のことの為の先行投資でしかない。
カットができなくてもいい、大して上手くもないならむしろできないほうがいい。
社会に放り出されて、社会の良さ、厳しさ、矛盾を味わったけどまだ染まってないぐらいの感じがいい。
そんな僕の条件にハマったのが彼でした。
彼はまだ社会人になって3ヶ月。ほら、ちょうどいい。
アメリカでは、日本のようなアシスタントという期間がない。
専門学校卒業後はすぐに一人のスタイリストとしてサロンに立つことになる。
その為、学校では日本よりもはるかに実践的なトレーニングを積む。
あとは、それぞれが同じスタイリストとして自覚し、より高度なテクニックやスキルを自分で勉強して身につけていき、自分の力でクライアントの人気と信頼を得るわけだ。

名刺も自己ブランディングの一つ。自分で業者に頼んで作り他者との差別化を図りました。
THE CITYはそのスタイルを参考にしている。
無駄に長い苦しいアシスタント時代は果たして何を生み出すのか。
職人気質が強い業界だから仕方ないのだろう。
でも先人たちの作ったルールはワールドクラスではあまり重要視されていない。
話は長くなりましたが、ニュースタッフのジョーです。
7月からレギュラーメンバーとして店に立ちます。
皆さん、どうぞよろしくおねがいたします。
いつもありがとうございます。
小野原 祐輔
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